キャラクターをドローイングすることを優先して

110918.jpg 毎日、月がどんどん遠くへ離れて行ってるってご存知でしたか?スコットランドでは、小人さんがその月を遠くへ行かないようにロープでひっぱっているという伝承があるそうです。こんにちわCDC担当のメルヘン坂井です。頑張れ小人。
 今日のイラストは、爆☆ミジンコさんです。昨日A8さんが教室に登場した格好を、その場で模写していただきました。あれ?これ写真?というぐらいのそっくりな仕上がりで、A8さんのキュートさがそこはかとなく垂れ流されています。街中で捕獲されないように是非気をつけて下さい。見切れてしまった仲間たち、すみません。
 さて、咲夜レポーツですでなくて昨夜レポーツです。こんな変換一発目に出ないだろ普通。昨日は4コマペン入れ部隊がオオメでした。部誌の原稿のほうはいちおう月内にアゲてみてください。入稿は10月の一週目になりますが、教室に来れなかったり、修正があったときに困ってしまいますので、9月一杯を目処にお願いします。
 それと昨夜は、くさのはさんと「マンガを描く方程式」みたいなお話をしました。確かに、面白くする方程式みたいなものはあると思います。でも、方程式って僕のイメージだと、作品は普通に作れるようになった人にとって、はじめて便利なものだと思うんです。作品を描きあぐねている人が、方程式という線路に乗れば作品完成まで導いてくれる、というようなそういう毛色のものではないと思うんですよね。
 経験もそれほどない方が、マンガを描きあぐねてしまう理由のほとんどが、主人公のキャラクターが満たされていないことだと思います。「キャラ未満」ってやつです。よくわからない言葉ですが。そして、そのキャラに対する思い入れが作者の中に沸いていない状態が多いような気がします。
 まずホットスタート(ドタバタで始まったりとか)から、ヒロイン登場、意外な展開を畳み掛け、焦らしを入れつつ……なんてありがちな文法を遵守して描いても、そりゃ描けない事は無いと思いますが、とにかく描き手が面白くなりません。私たちは今のところ掲載誌アンケートで上位に来る必要は無いので、まだ、描き手こそが主人公と一緒にその世界を楽しみたい、というスタンスで正解なんじゃないかなと思います。
 描き手が主人公と一緒に冒険することで、あえてピンチを作ったり、ヒロインに思わせぶりにふるまわせたり、さらには「オマエならこのピンチをどう乗り切る?」と主人公に問いかけながら製作していくことで、物語は充分に進みます。
 例えば。「月をひっぱっている小人」という情報だけの方が、マンガ描けそうな気がしません?それって多分、小人のことをいろいろ考えるしか手がかりがないからじゃないかなと思います。あんなヤツがいてこんなヤツがいて……と、キャラクターを考えることが優先されるから作りやすいのではないかと思います。
 これをやたらコマ割やら誘導やら物語の法則やらを最初からやろうとするともう、一気につまんなくなる。そんなもん、まだまだあとからでよく、今はもっとキャラクターについて、自分の分身、自分の最高の友達でありライバルである主人公について、考える時間が大切なんじゃないかしら……と思う吉宗であった(誰)。

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