Image Drawing #1

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浦和造形研究所は、研究所なので、研究をしたいと思っています。
昔、大学生の時に「レポートの無い研究は、ただの浪費だ」と教授によく怒られました。怒られると嫌なので、レポートを記録しておこうと思います。
え?、ええ、えっとですね、当時の私は、生体(お魚)を維持したままの硝酸塩のチッ素還元という訳の解らん研究に挑戦していました。
はい、絵とはまったく無縁です。要らない情報です。
では、続きからレポーツ始まります。
   ↓

■ タイトル ------------------------------
「Image Drawing #1」
■ テーマ ------------------------------
キャラクタードローイングの大きな概念のひとつである「イメージを使って描く」ことの実際について考えて見たい。
■ 目標 ------------------------------
通常の人物クロッキーと、モデルを自分のキャラクターに置き換えて描いた時の描画法における差異ついてを考察を行う。
また、マンガやイラストっぽいキャラクターならいろいろなポーズをサクっと描けるのに、人物クロッキーになると突然描きにくくなるのはなぜかという理由を探り、人物クロッキー描画に役立てたい。
■ 内容 ------------------------------
3分クロッキーにて作成された絵と、描画中の観察を行い、本人が何を描こうとしているのか(=描画イメージ)を探ってみる
■ データ要約 ------------------------------
①トモクロ:人物クロッキーを「普通に描いて」と言ったの場合
▼描画中
・鉛筆が動き始めるのが速い。
・鉛筆は常に動いていて、描画速度が速い。ストロークが長い。
・ケシゴムはほとんど使わない。
・とにかく何度も顔をあげる。
▼できあがり絵
・同じ線を何度もなぞっている。
・目や鼻など、細かいパーツをきちんと描きこまない
・図形に近い絵柄になりがち
②キャラクロ:人物クロッキーを「キャラクターに置き換えて描いて」と言った場合
▼描画中
・動き始めにワンクッションある感じ(いっかい空振りをするなど)
・描画のストロークが短い。速度もすこし遅い
・ケシゴムがよく出てくる
・顔をあげる回数が激減する。
▼できあがり絵
・いわゆる「イラストっぽい絵」になっている。
・でも、ポーズに大まかな破綻は無い。むしろ上手い。
・目鼻がキチンと描かれている。
・迷い線が少ない
■考察 ------------------------------
★描画中について
キャラクロの時に描き始めにワンクッションあるのは、やはり、一度イメージを通していると考えられる
クロッキーは視覚的な情報のみで手を動かし、線で絵を作るイメージが薄いのではないか?
描画速度が速いことも「あまり考えなくてもいい線を引いても良い状況に置かれている」と考えれば「完成形」に近づけようというイメージが薄いため、「正解の線は数引きゃ当たる」状態の可能性もある。
トモクロにケシゴムがあまり出てこないのも、そもそも正解イメージが薄ければ、直す必要も無いのかもしれない。キャラクロは「自分でこう描きたい」というイメージを追いかけるために、間違った線がすぐ気になるのではないか。
顔をあげる回数は、キャラクロの場合、正解は自分の脳内イメージにあるのだから、モデルはポーズを参考にする程度にしかならない。しかし、明らかな回数激減は、脳内イメージのキャラがポーズ自体も付加されていると考えられる。
★完成絵について
絵とかをまったく描かない人が見たら、キャラクロのほうを「上手い絵」と言うと思う。
デッサン云々は置いておいて、「絵」として出来上がっている。
対して、トモクロの方は客観的に見た場合「まだ描きかけ?」感を残す状態のものが多い。
また、キャラクロのほうが細部を描きこんでいる確率が高く、「自分の描きたいもの」を描けている→「絵に対して攻めている状態」 で、どちらかというとトモクロのほうが「モチーフに追いかけられている状態」なのかもしれない。
■ まとめ ------------------------------
やはり、キャラが描けるのだから、本物の人物だって描けるはずなのである。
キャラクロは「描こうとしているゴールがかなり見えており、そこに向かって作り上げていく」状態でトモクロは「ゴールがあやふやなので、行き当たりばったり迷いつつ探す」なのかもしれない。(「クロッキーとは感じたままに描く」と言えば、美術的にはアリなのかもだが)
しかし、お手本モデルがそこに居るのに「ゴールがあやふや」とはどういうことか?それは、目の網膜に映しているだけで、「見て」はいないのではないか?もしくは「カメラじゃあるまいし、現実のものを鉛筆でそっくりになんか描けない」ので、モデルを追うことを最初から放棄してしまっているのではないか?
■ 具体的な練習方法 ------------------------------
トモクロをもっとじょーずに描けるようになるには……
教室でやろ☆
ここまでひっぱって。
以上 終り 

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